新潟ライフ・ジャーナル

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学生納付特例・国民年金|追納申請のやり方とその流れ

本記事では、学生納付特例及び国民年金の追納申請のやり方とその流れについて、画像付きでご紹介します。記事では学生納付特例を例にしていますが、国民年金の追納も同じ流れです。ご参考ください。

エピローグ

2023年のある日、ふと思いました。

「そういえば、学生の時に免除されていた年金ってどうなっているのだろう?」と。

ネットで調べてみたら、学生時に申請した「学生納付特例」は、免除ではなく、ただ在学中の納付が猶予されるだけで、年金を支払っていたわけではない、という事実に気づきました。

しかも、さかのぼって納付できる追納の期間は、10年間。20歳の時から8年経っていた私は、ものすごく焦りました。そこでさっそく追納をしようと決め、年金事務所に問い合わせました。

年金事務所に問い合わせよう

まず、手元に年金手帳を用意し、お住いの地域の年金事務所に問い合わせましょう。

「追納を考えいてるが、その金額と支払い期限を知りたい」と伝えればOKです。

そうすると、以下のことを教えてくれます。

  • 免除されていた期間
  • 追納(未納)金額
  • 追納可能期間と期限

ちなみに私は大学を6年間で卒業したため、学生納付特例を受けていた期間は4年間。追納金額の合計は、80万円を超えていました。ヒエーー!(´゚д゚`)

追納可能期限と期間について

聞いてみると、追納は原則古い期間の分から納めるとのこと。また、追納をする期間は1か月分~全額まで、自由に選ぶことができます。自分の経済状況に合わせて、追納できる分からしていくのがおすすめです。

私の場合、さすがに一気に支払いは難しいので、まずは3か月分を申請しました。

追納申請の流れ

年金事務所へ追納の申し込み

まず年金事務所から追納の申し込みを行います。

電話でもOKですし、年金事務所のHPから「国民年金保険料 追納申込書」をダウンロードして郵送することでも可能です。ダウンロード版は、後述します。

年金事務所に電話で申し込んだ場合は、数日後に「国民年金保険料 追納申込書」が郵送で届きます。そこに必要事項の記入をして、投函します。この時、追納する期間を自分で決めて申請します(例えば、3か月分を一括など)。

実際の申請書の内容(画像)

ダウンロード版

私は電話で申し込みを行いましたが、ネットでのダウンロードはこちらから行えます。

URL:https://www.nenkin.go.jp/shinsei/kokunen/kokunen.html

※ケース12の「国民年金保険料 追納申込書(PDF 421KB)」をダウンロードください。

留意事項

②「追納納付書」の発行

そこから、申し込みを行った期間の「追納納付書」が発行されます。

実際に届いた「国民年金保険料追納申込通知書」の内容(画像)

申請した3か月分の納付期限は、令和6年3月31日となっています。

実際に届いた「追納納付書」の内容(画像)

3か月分を一括払いで申請したのに、なぜか2枚で届きました。

古い方から納めるということなので、上の納付書から追納を行います。

③「追納納付書」で振込・支払いをする

届いた「追納納付書」で振り込みを行います。私はコンビニ支払いをしました。

④追納が完了

支払い後、追納が完了です。

 

以上が、学生納付特例及び国民年金の追納申請から支払いまでの手続きとその流れになります。

追納における注意点

ここで、追納における注意点を書きます。

追納額は、年度を超えるごとに一定の加算金額が発生

利子みたいなものでしょうか。なので、追納を考えている方は早めの申請をお勧めします。知り合いは、気づいたときには追納が間に合わなかった、という方もいました。

古い月分から順に納める

そういう決まりのようです。素直に従いましょう。

「追納納付書」の使用期限に注意する

使用期限を過ぎると発行された「追納納付書」が使えなくなります。使用期限が過ぎ、さらに10年目の追納期限が過ぎていると、さかのぼって納められなくなるので注意してください。

おわりに

追納するかどうかは個人の自由です。

しかし、国民年金の「追納」自体を知らなかった、という方も多いのではないでしょうか。前年度分にあたる金額は、3月31日まで支払いができます。

気になった方は、お住いの年金事務所に問い合わせてみてください。

 

本記事は以上です。お役に立てましたら幸いです。